2007年8月26日(日) 光化学スモッグ警報下の畑仕事 |
快晴、猛暑。猛暑といわれてももう驚かないが、暑い。今日の練馬地方は光化学スモッグ警報が出たほどだ。そういう中で、今日は月に一度、園主の加藤さんが野菜作りについて講義と指導をして下さる日だ。講義は午前10時から1時間。その後、講義の内容を自分の畑作地で実践するのです。 |
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作業に入る前に気になるのは、先日間引いたニンジン。 |
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よく伸びています。15cmから20cmほどに育っています。ホッとします。
ホッとしたところで、いよいよ今日の作業に入ります。加藤さんから教えてもらった
通りに作業をするのですが、これがなかなか思うようにいかなくて大変です。
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今日の作業は、ジャガイモ、キャベツ、ブロッコリと、カリフラワを植え付け、ダイコンを植える準備をすること。本格的です。一日で全てできるのか不安。。。
1.ジャガイモを植え付ける。
15cmほどの深さの穴を掘って種芋を、切り口を下にして置きます。脇に肥料を置いて土をかぶせるという作業で、これはそれほど難しい作業ではなかった。
2.サトイモの脇にキャベツを植え、トウモロコシの跡地にブロッコリとカリフラ
ワーを植える。土を柔らかくしてやり、それぞれの苗を植えた。
植えた後少しだけ水をかけてやる。暑さのために苗がぐったりして見えて心配になります。
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ブロッコリを10本とカリフラワー4本を植えた。もともと同じ品種だが、どのように育っていくか、楽しみです。向かって手前の4本がカリフラワー、残りがブロッコリだ。 |
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3.エダマメとキャベツの跡地にダイコンを植える準備をする。
土を60~70cmほど掘り返し、肥料を撒き、土をならしてマルチを張る、という
仕事。文章にすればこれだけのことだが、これが重労働で、畑仕事の本質を思い知らされる。畑仕事の本質とは、土に働きかけることだと思い知らされる。それは土に働きかけることだ。
練馬ダイコンは長く真っ直ぐに伸びる。その長さの分だけ掘り返し、土を柔らかくする必要があるのだ。そうしないと収穫のときにまっすぐ伸びた形の良いダイコンは採れないという。
しかし、連日の猛暑で乾燥し、堅くなっている土を掘り返すのは容易ではない。普段鍬を持たない素人には大変な重労働だ。平日にも来られるならもう少し涼しい日とか時間を選ぶこともできるが、週末にしか農園に来られない私には、農園に来たそのときに全て必要なことをやるしかない。だが、掘り返すには掘り返したものの、それほど深く掘り返せない。
鍬で土を掘り起こしていると、遠くから光化学スモッグ警報のアナウンスが聞こえてくる。初めて耳にした。我に返って、水分の補給だ。
そうこうするうちに、園主の加藤さんがやってきた。朝の講義を受けていたのは25人ほどだったが、午後1時を回る頃には、数えるほどしか人がいない。心配して見に来てくれたのだ。と思う。
マルチを張るのは一人ではできないから、大変ありがたい。しかし結局のところ、90%は加藤さん一人でやってくださった。要領がよいのである。私と子どもはビニールのマルチの端を押さえていただけだ。結果は完璧な仕上がり。子どもも、きれいに張れたねと声を上げたほどだ。
いつぞや、野菜ソムリエの篠田さんと一緒にニンジンのマルチを張ったことがあるが、比べ物にならない。さすが園主である。
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加藤さんの助けがなければ、倒れていたかもしれないし、諦めて帰っていたかもしれない。光化学スモッグ警報の中である。
こうして、畑仕事を終え、収穫に入る。このときになってようやくこのホームページのことを思い出し、写真を撮っていなかったことに気付いた。が、後の祭り。しかし、写真を撮るか、畑仕事をするか、と言われれば、畑仕事を取るしかない。二足のわらじは難しい。 |
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今日の収穫。
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トマトが4個。 |

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ナス多数、これは先週の根切の効果かもしれない。 |

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キュウリは色の悪いのが1本。確かに瓜だとわかるが、キュウリらしくない、黄緑色なのだ。他にはオクラが数本。10cm未満のものは3本だけ。ピーマンも小さいし、シシトウも小さい。もう時期は終わりかもしれない。 |
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今日の作業はこれで完了しました。成長が楽しみです。 |
自家用農業(家庭菜園)に関するトピック
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2007年8月19日(日) 種を植えたニンジンとネギが気にかかる |
言うまいと思えど暑し、という毎日。18日土曜日は最高気温が29度というのがニ ュースだったが、笑ってしまった。僕が子供の頃は夏休みの間に1日か2日、29度とか30 度の日があり、それが猛暑というものだったのに。。。 暑いのがわかっているのだが、畑に行く足は止まらない。不思議である。気になるのである。育ち過ぎた野菜が収穫されずに朽ちていくのを見たくない気持ちもある 。種を植えたニンジンが順調にそだっているか、ネギがちゃんと根を張ったかどうか 、そういうことが気にかかるのである。そこで出かけた。 |
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シシトウはもちろん花が実になり収穫するのだが、収穫するときのシシトウはへ たの方が上になっている。 |
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しかし、シシトウの花が実になるときは、実は 地面から垂直方向に天に向かって伸び、育っていく。 |
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その実が大きくなり 重くなってくるとへたを上にして枝から垂れ下がるようになるのである。 花のめしべが受粉して果実になるということを考えるとこういうことは実は当た り前のことだと気がつくけれども、そういうことに気がつき確認したのは初めてのこ とで、この発見が自分にとっては新鮮でうれしい。 どの果実もこのようなプロセスで大きくなっていく。オクラを見るとこのことが よくわかる。 |
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オクラの果実は花のガクの真上に垂直に育つガクのところが しっかりしているので大きくなっても重みで垂れ下がるということはない。実は天に 向かって伸び育つ。 |
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今日の畑仕事はニンジンの間引き。1ヶ月前に種を植えたのだが、すくすくと育 ち、大きなものは10cm以上になった。 |
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マルチと呼ばれる穴のあいたビニールを畑に張り、その丸い穴の中におよそ5粒ずつニンジンの種を蒔いたのだが、 この直径5cm強の穴の中に5つのニンジンが育つのでは窮屈過ぎるし、栄養も行き渡らないということで、ひとつの穴に丈夫なもの1本を残し、残りを早めに引き抜いてしまうのである。これが間引きだ。 |
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折角育ってきたものを途中で引き抜くのはちょっとかわいそうな気もするが、確 かな実りのためと考えてえいや、と引き抜いていく。気持ちはえいや、だが、それほ どの力は要らない。ちょいと引き抜くと簡単に抜ける。およそ5cmから8cmほど の根ができている。これがニンジンに育つのだ。 |
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間引いたあとのニンジンは全部で28本。順調に育てば28本のニンジンが収穫 できる見込みだ。うまく育って欲しいものだ。 |
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ニンジンのマルチでは種を植えたもののそもそも芽が出なかった穴もある。私のほうではまあ、こういうことも自然の成り行きと諦めていたのだが、園主の加藤さんが、ニンジンの種を持ってきてくださり、「空いているところに新しくニンジンの種を蒔いておきましょう。忘れた頃に収穫できますよ」とおっしゃってくださった。 そこで子どもにも手伝わせ、ニンジンの種蒔きをした。ニンジンの種は柔らかいピンクとオレンジの混じったような色をしている。 |
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マルチの穴の中に窪みをつけ、その窪みに5粒ずつ種を蒔き、土をかぶせるだけ の作業である。これもまた成長に応じて間引きをして行くことになる。 |
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8月19日。今日の収穫。 |
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トマトの赤いのが5個。緑のものは漬物にするので間引くつもりで収穫。 |
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きゅうりが3本。きゅうりはもう終わったかと思っていたが、3本も採れてうれ しい。太いきゅうりは本当に美味い。ピーマンが小ぶりだが数個。シシトウ、ナスも結構採れた。オクラが4本あるが、3本は10cm以上に育ってしまった。これは普通の食べ方には適さない。我が家ではすり下ろして豆腐のすり流しに混ぜたりしている。このところ、我が家の食卓は野菜づくしである。園主の加藤さんによると、 夏野菜はこの程度だが、秋になると葉物野菜はもっと豊富に採れるという。そうなるとどうなるのだろうと心配にならないでもない。ご近所に配って回ろう。 農園には大葉もたくさん育っている。大葉は成長も早いが、虫のつくのも早い。 農薬を散布していないのですぐに虫に食われてしまう。そういう中で虫のついていな いのを探して収穫している。虫がつかないように大葉を育てるのは大変だろうなと思う。大葉の上に蜘蛛が巣を作っていた。蜘蛛は賢い。大葉にたくさん虫がつくのを知 っているのだ。 |
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2007年8月12日(日) 猛暑日の東京で畑仕事をしました。 |
流石にお盆前でもあり、農園に来る人は少ない。 私が農園にいる間に3組が来られましたが、普段に比べると大変少ないです。
さて、いきなりですが、今日の収穫です。 |
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今日採れたものは、ナスが4個、キュウリが5本、ピーマンが4個、ししとうが10 個ほど、トマトが3個、ゴーヤが2本。ゴーヤは先週5cmほどだったものが15c mほどに育ちました。キュウリはおよそ25cmほどのものが5本。オクラは3本採れましたが、15cmほどまで育った2本は食べようがありません。 |
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キュウリは、早速米麹と塩で浅漬けでたべましたが、大変おいしかったです。 |
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ナスとししとうは煮物にしていただきましたが、これも○でした。 |
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野菜はなんでも新鮮なものが美味しいですが、ナスは特に新鮮なものが美味しいようです。野 菜を育てるなら自宅に近いところが良いと言われる所以ですね。一番良い状態のときに収穫して食べる、これが一番です。15cmにまで育ったオクラはちょっといただ けません。 |
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この日の作業は、ニンジンの間引きとナスの根切りです。 ニンジンはそろそろ10cmほどに伸びてきましたので、マルチの丸の中で一番元気 なものを残して他のものは抜いてしまいます。 |
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7cmほどのものは来週に 残して、数本を間引きました。1本だけ残すのですが、残した1本が育たなかったら どうしようとちょっと心配になります。抜くのも緊張します。 ナスの育つスピードが弱まってきたら、根切りという作業をします。スコップでナス の植えてある周りの土ににスコップを垂直に差込み、ナスの根の先の方を切ってしま います。 |
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そうしてやることで根に新しい力を与えるのです。切った後は水 を撒く必要があるそうです。あとで作業小屋の黒板を見たら、この作業は夕方にする ことと書いてありました。トホホ。大丈夫かしら。 |
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トマトがいい色になっています。でも皮が弾けてしまっています。これももう少し早 く収穫してやればよかったのでしょう。 |
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今週もたくさんの花が咲いています。 やはり花の王様は、オクラです。本当に美しいですね。淡いクリーム色の花びらは緑 に映えます。 |
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白い可憐な花をつけるのがピーマン。 |
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直径2cmほどの小さな花ですが、 とても美しい。 黄色や白の花が多い夏の野菜の中で渋い存在感のあるのがナスの花です。 |
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淡い紫色の花びらが太陽の光に透けて見えるのはとてもきれいです。 夏の畑で優勢なのが黄色い花です。キュウリ、トマト、かぼちゃ、ゴーヤ、どれも黄 色です。少しずつ色も形も違いますが。今、元気なのはゴーヤです。 |
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緑の葉っぱと好対照。元気を感じさせてくれる黄色い花がたくさん咲いています。 |
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2007年8月7日(火) 花を楽しむ キュウリの花も咲きました。 |
野菜は実だけでなく花も楽しめます。
夏の野菜畑の花の王様はオクラです。野菜がおいしい実をつけるためには受粉が必要で、そのためには虫を惹きつける必要があります。それできれいなのですね。オクラは江戸時代には観賞用だったそうです。 |
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淡い黄色がかった白い花で直径は5cmから10cmほどです。 |
畑ではゴーヤの花も咲いています。こちらは直径3cmほど。 |
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それが実になります。ゴーヤは15cmほどになると食べ頃です。 |
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ゴーヤの花とキュウリの花はとても似ています。同じ瓜の仲間ですから当然かもしれませんが、よく似ています。これがゴーヤです |
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これがキュウリです |
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ほんとによく似てますね。野菜は花も楽しめます。 |
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2007年8月6日(月) 花も実もある野菜畑
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花も実もある野菜畑。 野菜の花はきれいで繊細。実りのためには受粉が必要です。そのためには、花粉を運んでくれる虫を惹きつけなければなりません。というわけでもないでしょうが、野菜の花はとても美しい。夏の野菜畑の花の王様はオクラです。オクラは江戸時代は鑑賞用だったそうです。きれいですね。5cmから10cmほどの大輪の花が葉の緑と好対照で魅力的です。 |
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ゴーヤの花もきれいです。大きさは直径3cmほどですが、黄色が鮮やかです。 |
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ゴーヤの実は先週収穫しましたが、今は長さ5cmほど。15cmほどになったら収穫します。 |
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2007年8月4日(土) にんじんの風よけと中耕作業 |
ニンジンの若芽が伸びてきました。5cmほどにもなりました。風が強いためでしょ
うか、地面に這うようになっていました。 |
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このままでは、よくないので、覆いをかけることにしました。 |
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骨組みに沿って覆いをするすると、かけていくと下の様になりました。 |
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覆いをかける前に中耕という作業を行いました。作物を植えてある周辺の土を掘りこしてやる作業です。こうすることで、土に酸素がもどるのです。子どもが手伝ってくれました。 |
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トマトがたくさん採れました。 |
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キュウリは15cmほどのものが1本できていましたが、もう少し伸びてから収穫することにしました。というのも、この農園の園主(貸主)である加藤さんから、キュウリは30cmほどのものが
一番美味しいと聞いたからです。スーパーでも八百屋さんでも一般に出回っている キュウリは全て20cmです。加藤さんによると、これは、寿司の海苔の長さに合わせているからだそうです。今や日本全国どこへ行ってもキュウリは20cmで真っ直
ぐなものと相場が決まってしまいました。でも本当に美味しいのは長さ 30cm程度のものです。少しぐらい曲がっていても味に変わりはありません。 |
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今週の収穫です。 |
キュウリがありませんが、トマトとししとう、ピーマンがたくさん採れました。残念 ながらオクラは1本だけ、15cmにもなっていました。他のオクラは3cm以下でしたので収穫はお預け。 |
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ししとうの中には真っ赤なものもありました。いかにも辛そうですが、ししとうですから赤くても辛すぎるということはないようです。ナス、トマト、ししとう、ピーマン、オクラ、大きさを比べました。 |
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オクラの大きさが際立っていますね。 |